黒執事ではあまり具体的な話題としては出てきませんが
英国旅行、いやさ欧州旅行では
知っておいて損はないキリスト教事情。
全てを網羅するのは勿論無理!
でもちょっとだけでも知っていると
英国旅行が楽しくなる(かもしれない)、
そんなお話を何回かにわけてやりたいと思います。

私はクリスチャンではないので
専門的なことはお話できないので
その点は予めご了承ください。

と、言うわけで(どんなわけだよ)早速。

英国国教会のお話をしていきます。
歴史的背景を全て盛り込むと
訳が分からなくなるので、わかりやすいよう簡略化します。

■カトリックとプロテスタントってなに? 英国国教会はプロテスタント?


元々ヨーロッパのキリスト教はカトリックがメインでした。
(初代教会から、東西教会に11世紀ごろ分離しています。以下
ここでは基本的には西方教会についてお話します)

ヨーロッパはローマ・カトリックが支配し、宗教を利用しながら
婚姻戦争をしてきました。ハプスブルク家は有名ですよね。
因みに、神聖ローマ帝国はハプスブルク家からできています。

当時のカトリックは簡単に言えば、
神様→教皇(神の代理人)/教会(神の家)/王様(※)→(かなり深い溝)→民
と、神様に執成す教会の存在が絶対でした。
※ただし、フランスブルボン朝の絶対王政は教会よりも王の権威が上としています。
※王権と教皇権の上位性についてはいつの時代にも争いの元となっています。。

そこに対抗したのがプロテスタントと呼ばれる人々。
ルターとか学校で習いましたよね。
プロテスタント、とは抗議するという意味のラテン語プローテスターリーが語源の言葉で
カトリック教会(西方教会)の権威主義に対抗し、より神との純粋な結びつきを求めた
新派から始まり、ひいてはカトリック教会と袂を分かった派閥のことを言います。

ただし、カトリック、プロテスタントと呼びますが、
プロテスタントという名前の宗派はありません。
ひっくるめてプロテスタントと言うわけです。
また、プロテスタントは正教会などの東方教会は含まれません。

さて、ここで英国国教会。
英国国教会はそのカトリックから分かれ、それまでのプロテスタントからの
影響も受けていますが、プロテスタント、に含めるかは議論が分かれます。
英国国教会(聖公会)としても教義的には、宗教改革の結果生まれた教会である為、
プロテスタントに属している」としています。
一方で、教義内容はカトリックを色濃く残している為
「橋渡し」「中道」の教会とも位置付けています。
(私が学校で学んだ時には、特に橋渡し、中道を強調されました。日本だからかな?w)

閑話休題。

今英国国教会(聖公会)と書きましたが、この「聖公会」とはなんじゃらほいと。

聖公会とは英国国教会系統の教派です。英国国教会を母体としたこのコミュニティを
「アングリカン・コミュニオン(Anglican Communion)」と呼びます。
どうでも良いことですが、
私は中学高校がこの聖公会の日本版「日本聖公会」に属していました。
うちの学校はマイナーなので、有名どころとしては、
立教大学とか聖路加病院などが該当します。
普通は別にアングリカンなんて知らなくて良いのですが、
もし聖公会系列の学校の卒業生であれば、
英国国教会の教会で牧師様とお話する機会に
「Anglican Churchの学校に通っていた」と伝えるとちょっと喜んでもらえますwww
いやまあ、それはともかく。
英国国教会がちょっと遠い存在と感じていた人も
立教や聖路加の系統、と考えると、少し身近になるかもしれないです。


次回は、英国国教会の成り立ちとその歴史を。

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